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ブログ自動化を始めて3ヶ月、記事28本を書いて、収益は0円でした。このブログはClaude Codeとn8n、Playwrightで運用を自動化した実験場です。記事の生成からアフィリエイトリンクの挿入、WordPress投稿、アイキャッチ生成までをコードで回しています。その3ヶ月の結果を、良いところも悪いところも隠さず公開します。
こんな方に読んでほしい記事です:
- AIでブログを自動化すれば稼げる、という話の実態を知りたい
- Claude Codeやn8nでブログ運用を自動化してみたい
- 副業ブログを始めて数ヶ月、収益が出ずに不安になっている
- 自動化の「うまくいかない部分」を先に知っておきたい
結論:ブログ自動化3ヶ月、記事28本、収益0円
3ヶ月の実績データ
まず数字を出します。誇張も脚色もない実数です。
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 運営期間 | 2026年3月8日〜6月10日(約3ヶ月) |
| 書いた記事 | 28本(公開27本、下書き1本) |
| 楽天アフィリエイト | 発生0件・0円 |
| A8.net | 発生0件・0円 |
| もしもアフィリエイト | 発生0件・0円 |
| 収益合計 | 0円 |
「AIで記事を量産すれば不労所得」という言説がいかに甘いか、身をもって確認した3ヶ月でした。ただし、これは「自動化に意味がなかった」という話ではありません。原因を分析すると、失敗の大半は自動化以前の戦略の問題でした。詳しくは後述します。
なぜ0円の段階で公開するのか
収益報告は普通、稼げるようになってから書くものです。それを0円の段階で書くのは、過程を記録すること自体がこのブログのコンセプトだからです。3ヶ月後、半年後の報告と比較できるように、一番恥ずかしい今の数字を残しておきます。
業界全体で見ても、最初の数ヶ月はこんなもの
言い訳に聞こえるかもしれませんが、相場観も添えておきます。アフィリエイトマーケティング協会の市場調査では、毎年「収入なし」から「月1万円未満」の層がかなりの割合を占めます。アフィリエイトは始めて数ヶ月で稼げる仕組みではなく、1年単位で取り組む前提のビジネスです。だからこそ、撤退ラインと改善サイクルを最初に決めておかないと、ただ消耗して終わります。僕の場合は「毎月の固定費を月5,000円以下に抑え、過程をすべてコンテンツ化する」ことで、収益0円の期間も無駄にならない設計にしています。この記事自体がその実践です。
構築したブログ自動化システムの全体像
自動化している工程
このブログでは、記事執筆から投稿までの工程をClaude Codeのスキル(スラッシュコマンド)とTypeScriptで自動化しています。
| 工程 | 使っている技術 |
|---|---|
| 記事ドラフト生成 | Claude Code(SEO・スタイルルールを自動適用) |
| アフィリリンク取得 | 楽天API(REST)、A8.net・もしも(Playwright自動操作) |
| リンク挿入 | TypeScript(プレースホルダを実リンクに自動置換) |
| アイキャッチ生成 | OpenAIの画像生成API |
| WordPress投稿 | WP REST API(下書き・公開・予約投稿) |
| SNS投稿 | Threads API、Instagram Graph API |
記事を1本書いてから公開するまでの作業は、コマンド数回で終わります。手作業だと1本あたり1〜2時間かかっていた投稿まわりの作業が、ほぼゼロになりました。工数削減という意味では、自動化は完全に機能しています。稼げていないのは別の問題です。
状態管理もすべてコードと同じリポジトリで完結させています。取得済みのアフィリエイトリンクはJSONのリンクストアに一元管理し、記事中のプレースホルダから自動で参照します。公開済み記事のID・URL・ステータスも公開ログとして記録し、Claude Codeが過去記事を踏まえて内部リンクを張れるようにしています。n8nの構築手順は公式のセルフホストドキュメントが充実しているので、Docker経験があれば1日で立ち上がります。
Playwrightでの自動操作について
A8.netともしもアフィリエイトはAPIを提供していないため、自分のアカウントの管理画面からPlaywrightでリンクを取得しています。この種の自動化は、対象サービスの利用規約の確認、自分のデータに限定すること、リクエスト頻度を抑えることが前提です。「技術的にできる」と「やっていい」は別物です。実装で踏んだ罠はPlaywright実戦の罠と回避策にまとめています。
ブログ自動化にかかった3ヶ月のコスト
同じ構成を再現する場合の費用
この構成を再現する場合の費用を整理します(2026年6月時点の公開価格)。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| レンタルサーバー(ConoHa WING ベーシック) | 月990円前後(長期契約時) |
| 独自ドメイン | 年1,500円前後(月換算約125円) |
| Claude Pro(Claude Code利用) | 月20ドル(約3,000円) |
| OpenAI API(アイキャッチ生成) | 1枚あたり10円前後 |
| 月合計 | 約4,200円 |
3ヶ月で約13,000円。収益0円なので、現時点の収支はマイナス13,000円です。n8nもWordPressもセルフホストなので、SaaSを積み上げるよりは安く済んでいます。AI関連の費用も見た目より軽く、記事生成はClaude Proの定額内で完結し、従量課金なのはアイキャッチ生成だけです。28記事分の画像を作っても300円程度で、再生成を含めても誤差の範囲でした。
このブログはConoHa WINGで動いています。後述するWAFの罠はありましたし、REST APIを多用する使い方では設定の調整が必要です。その上で、表示速度と管理画面の分かりやすさ、初期費用無料で始められる点には満足しています。サーバー選びで迷っている方はConoHa WINGの料金プランを確認してみてください。
見落としがちな「時間コスト」
金額より大きいのが時間です。自動化システムの構築自体に、休日と平日夜を使って相当な時間を投じました。ただ、この時間はブログ収益のためというより、Claude Code・n8n・Playwrightのスキル習得を兼ねています。仕事でそのまま使える技術なので、僕は回収済みだと考えています。「ブログだけのために同じ時間を使えるか」は、始める前に考えておくべきポイントです。
収益0円の原因を分析する
原因1:新規ドメインの3ヶ月は検索評価がつかない
このサイトのドメインは2026年3月取得です。新規ドメインが検索で評価されるまでは、一般に数ヶ月から1年かかります。Googleの公式ガイドも、結果が出るまでには時間がかかると明言しています。つまりこの期間の収益0円は、ある程度は織り込み済みの結果です。問題は次の2つです。
原因2:誰でも書ける「入門記事」を量産した
5月に「RAG入門」「Embedding入門」のような汎用解説記事を9本連続で投稿しました。これが戦略ミスでした。この種の記事は公式ドキュメントや大手技術ブログと真正面から競合します。新規ドメインの無名ブログが上位表示される根拠がありません。AIで記事を量産できることと、その記事が読まれることは全くの別問題です。自動化で生産能力が上がった分、「何を書くか」の判断ミスが等倍で増幅されました。
原因3:流入用の記事と収益用の記事がつながっていなかった
仮に入門記事へ流入があっても、そこからVPS比較のような収益記事への導線がありませんでした。読者は記事を読んで満足して帰るだけです。アフィリエイトリンクを貼った記事と、人を集める記事は役割が違います。両者を内部リンクでつなぐ設計を最初からやっておくべきでした。
原因4:検索以外の流入経路が止まっていた
新規ドメインで検索流入が期待できないなら、SNSからの流入で補うのがセオリーです。ThreadsとInstagramの自動投稿は実装済みで、X向けの投稿案を生成する仕組みも作りました。それなのに、肝心の投稿運用が続いていませんでした。仕組みを作ること自体が楽しくて、運用が目的化していなかった。これは自動化に取り組むエンジニアが一番陥りやすい罠だと思います。作った仕組みは、回して初めて意味を持ちます。
自動化運用で実際に起きたトラブル3つ
トラブル1:ASPから商標権の警告を受けた
4月18日、もしもアフィリエイトから連絡が来ました。AI生成したアイキャッチ画像に、実在サービスのロゴを想起させる要素が含まれており、商標権侵害と見做される可能性があるという内容です。該当する画像4枚を当日中に再生成して差し替えました。
原因は、画像生成AIが「SNS」「自動化ツール」といったお題に対して、実在ブランドのロゴ風の図形を平気で混ぜてくることです。対策として、生成プロンプトに実在ブランドの禁止リストを組み込み、生成後の目視チェックを運用ルール化しました。AI画像をブログに使う方は、ロゴ・配色・シンボル形状の混入を必ず確認してください。提携解除になってからでは遅いです。
トラブル2:サーバーのWAFが自分のAPI投稿をブロックした
WordPress REST APIで記事を投稿しようとすると403エラーが返る。調べた結果、ConoHa WINGのWAF(Webアプリケーションファイアウォール)が、コードブロックを含むPOSTリクエストを攻撃と誤検知していました。WAFのブロックログから該当ルールを除外して解決しましたが、原因特定までに時間を溶かしました。セキュリティ機能は自分の自動化も平等にブロックします。
トラブル3:外部サービスのSSLエラーとタイムアウト
PlaywrightでのA8.net操作では、SSLエラーが頻発しました。リトライロジック(最大5回、各2秒待ち)を入れることで安定しましたが、「自動化は一度作ったら終わり」ではなく、外部サービス側の挙動に合わせた保守が続くことを実感しています。Node.jsのfetchが特定ドメインでタイムアウトする問題も踏みました。
収益化に向けて今日やった3つの改善
改善1:収益記事を増補して最新化した
収益の本命であるn8n向けVPS8社比較を、ユーザー口コミ・3年間の総コスト試算・海外VPSとの比較まで含めて全面増補しました。n8nをセルフホストしたい人が、この1本で判断を完結できる内容にしています。
改善2:放置していた下書きを公開した
書き上げたままWordPressの下書きに眠っていた記事を精査し、3本を公開しました。公開されていない記事の評価は永遠にゼロです。当たり前のことですが、自動化システムを作り込むことに気を取られて、肝心の「公開する」が止まっていました。
改善3:入門記事から収益記事への内部リンクを張った
既存の入門記事9本すべてに、実践記事への導線ブロックを追加しました。「概念を学ぶ→手を動かす→環境を選ぶ」という読者の行動に沿って、Claude Code×n8nの実践記事へつなぐ構成です。流入と収益の分断という原因3への直接の対処です。
まとめ:それでも自動化には価値がある
3ヶ月・28記事・収益0円。これが「AIでブログを自動化した」リアルな現在地です。それでも僕はこの実験を続けます。理由は3つあります。
- 収益0円の原因は自動化ではなく、コンテンツ戦略の判断ミスだと特定できた
- 投稿まわりの工数はほぼゼロになっており、改善の試行回数を増やせる
- 構築の過程で得たClaude Code・n8n・Playwrightの知見は、ブログの外でも使える
「AIで楽に稼げる」とは言いません。ただ、エンジニアにとってブログ自動化は、技術習得と発信を兼ねられる割の良い実験だと思います。これから始める方は、僕と同じ轍を踏まないように、入門記事の量産ではなく「検索した人が行動する記事」から書いてください。
同じように収益0円の期間を過ごしている方がいたら、数字が出ない時期こそ記録を残すことをおすすめします。後から振り返ったとき、何を試して何が駄目だったのかが資産になります。失敗の記録は、成功談より書ける人が少ないコンテンツです。
この実験の続きは、数字が良くても悪くても定期的に報告します。次回の報告で収支がプラスになっているか、楽しみにしていてください。


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